軽減税率の導入や外出自粛などの影響もあってか、ここ一年足らずでテイクアウトを提供する店が急増しています。そのため、自分たちの店でもこれからテイクアウトを提供していこうと思っている方は多いと思います。
しかしテイクアウトは一見簡単&楽に見えますが、実は気を付けなければならないことが沢山あります。下手をすればクレーム増加や、最悪の場合は営業停止処分を受ける危険性を孕んでいるため注意が必要です。
まず、テイクアウトを始めるにあたって必要なのが専用容器や割り箸、ビニール袋、おしぼりなどです。これら一つずつの単価は安いですが、トータルすると毎月結構なコストがかかります。また、コストを抑えたいからといってサイズの合っていない物や耐久性の弱い物にしてしまうと、持ち帰りの途中で中身がこぼれる可能性もあるため、容器選びは慎重に行いましょう。
次にテイクアウトはイートインと違って食べるまでに時間を要します。通常ならば衛生的に問題のない食材であっても、テイクアウトした場合に傷む危険がある物は使用しないようにしましょう。また、調理の際もいつも以上に衛生管理を徹底する必要があります。
最後に、テイクアウトは予め一日にさばける量を予想して提供しなければなりません。
大量に作って売れ残った場合はロスになるため、その日の天候や周辺の状況を踏まえた上で確実に売り切れる分だけ提供するようにしましょう。